2025.04.16
クリイキとは?意味・やり方・中イキとの違い・できない悩みとおすすめアイテム完全ガイド
くりいきとは? いみ・やりかた・なかいきとのちがい・できないなやみとおすすめあいてむかんぜんがいど
クリイキとは?
クリイキとは、クリトリス(陰核)の刺激によってオーガズム(絶頂)に達することを指します。 これは「外イキ」とも呼ばれ、性的快感を得る最も一般的な方法です。
クリトリスの基本構造

表に見えるのはごく一部(約1cmほど)で、実際は体内に約9cmほどの構造が広がっています。クリトリスには8,000以上の神経が集中しており、女性の性感帯の中でも最も敏感な部位です。
この高い感度を正しく理解し、丁寧に刺激することでクリイキは起こりやすくなります。
クリイキと中イキの違いとは?それぞれの快感を知ろう
「クリイキと中イキって、何がどう違うの?」そんな疑問を持つのは、ごく自然なことです。
実はこのふたつ、感じる場所も、快感のタイプも、まったく異なるものなんです。
クリイキ(外イキ)
まず、クリイキとは、クリトリス(外側の性感帯)への刺激によって感じる快感。
ピリッと鋭く、短時間でピークに達しやすいのが特徴で、いわゆる「外イキ」と呼ばれるものです。セルフプレジャーで体験しやすく、比較的多くの女性が経験しているタイプでもあります。
膣イキ(中イキ)
一方で、中イキは膣内──特にGスポットやAスポットなどの内側の性感帯を刺激することで得られる快感です。
こちらはじんわりと深く、波のように広がる感覚。ピークまでに少し時間がかかることもありますが、その分持続力があり、「全身が包み込まれるような快感」と表現する人も少なくありません。

また、クリイキは自覚しやすく、初心者でも体験しやすい傾向があるのに対して、中イキはある程度の慣れや開発が必要とされることも。
感じ方にも個人差があるため、「どちらのほうがいい」といった優劣はなく、それぞれがまったく違う“心地よさ”をもつ別物と捉えるべきでしょう。クリイキも中イキも、「女性が持つ快感のバリエーション」のひとつです。自分の心と体が求める感覚に正直になることが大切です。
クリイキのやり方:感じやすくなるステップとコツ
クリイキは「リラックス」と「自分とのコミュニケーション」から生まれるものです。
ここでは、初めての人でも安心してトライできるように、感じやすくなるための具体的なステップをやさしく解説します。
リラックスできる空間を整える|気持ちよさは「安心」から生まれる
性感帯は、リラックスしているときにこそ反応しやすくなるもの。緊張した状態では、どんなに上手に触れても快感は感じにくくなってしまいます。
お風呂上がりなど、体があたたまってリラックスしている時間がベストで、アロマやキャンドル、照明を落とした間接照明など、自分だけの“心地よい空間”を演出してみましょう。
スマホはOFF、SNSや通知からも距離を置いて「今ここ」に集中することも試してみると良いかもしれません。“快感”は、リラックスの上に咲く花のようなもの。まずは「心を緩める」が第一歩です。
クリトリスの位置と感覚を知る|自分の体に“やさしく触れる習慣”を
クリトリスは、見える部分だけでなく、体内に広がる“木の根のような”構造。
だからこそ、外側を触るだけでも、深い快感が波のように広がる可能性を秘めています。
鏡で見ながら、自分の性器の構造をやさしく観察し、最初は「触る」ではなく、「撫でる」「包む」ような感覚で、指や手のひらの温度・質感・力加減を丁寧に感じ取るようにしてみてください。
「こんな風に触れてもいいんだ」──そう思えるだけで、体は少しずつ“開いて”くれます。
刺激の仕方を試してみる|正解はひとつじゃない
快感を得る方法はひとつではありません。
“撫でる”“押す”“リズミカルに動かす”“震わせる”など、自分の感覚を観察する時間そのものが大切です。
自分の指で試すのはもちろん、柔らかい布やブラシ、お湯を含ませたコットンなども新鮮な刺激に
呼吸を止めず、「吸って、吐いて」に意識を向けると感覚が開きやすくなります。少し時間をかけて「今、どんな刺激が心地いい?」と体に聞いてあげること。快感は“攻める”よりも、“育てる”もの。焦らず、比べず、自分のペースで。
グッズを取り入れて、手の届かない快感へ
「指だとうまく届かない」「疲れる」「リズムが続かない」──そんなときこそ、セルフプレジャーグッズが頼れる存在に。
・吸引タイプ:ピンポイントで優しく刺激できる。特に感度が低いと感じる人に◎
・振動タイプ:リズム・強度の調整がしやすいので、自分好みに合わせやすい
・音波刺激:皮膚の表面に触れずに内部に響く感覚が新鮮(SONAなど)
グッズ選びで迷ったら、「静音性」「防水」「素材のやさしさ」あたりをチェックポイントにすると安心です。
快感を“ジャッジしない”ことが、快感を深めるコツ
「イケるはず」「まだ感じない…」など、頭で評価しすぎてしまうと、心と体がちぐはぐになってしまいます。
正解もゴールもなくて大丈夫。気持ちよさの“芽”を、やさしく見守るように向き合ってみてください。
「感じること」は、誰かに見せるものではなく、自分との内側の対話。
クリイキも中イキも、外見や経験値では測れない、“あなた自身が持っている感覚”のひとつです。
小さな気持ちよさに耳を傾けることは、自分の心と体をちゃんと大事にすることでもあります。
焦らず、比べず、否定せず。あなたの「気持ちいい」を、あなた自身が一番信じてあげてくださいね。
「クリイキできない…」と感じたら?
「触っても気持ちよくない…」
「何も感じないまま終わってしまう」
「“イケる”ってどういうこと?」
――こうした疑問や不安を抱えているのは、あなただけではありません。
実際、女性の多くが“クリイキ”を簡単に体験しているわけではないというのが現実です。
クリイキは“生まれつきの才能”でも、“すぐに手に入るもの”でもなく、心と体が少しずつ繋がることで育っていく感覚なんです。
ここでは、よくある「できない原因」とその対処法を、ひとつずつ丁寧にひも解いていきます。
緊張・羞恥心が抜けない
・「誰かに見られてる気がする」
・「こんなことしていいのかな」と思ってしまう
そんな時の対処法は、完全に“ひとりになれる時間と場所”をつくること。
鍵がかかる部屋、イヤホンで好きな音楽を流すなど、“誰にも邪魔されない空間”を整えるだけで、体がゆるみやすくなります。
自分の体を「見ない」から始めるのもOK。感じることに集中することが大切です。「自分を触ること」=「自分を大切にすること」だと、そっと心に置いてみて。
乾燥・摩擦で痛みがある
・指がすべって刺激が強くなってしまう
・触れるたびに「痛い」感覚が先に来る
そんな時の対処法は、潤滑ジェルを使うのが絶対おすすめ!
ジェルがあるだけで、摩擦による不快感がぐっと減って、やさしく滑らかなタッチになります。pHバランスや敏感肌対応のアイテムを選ぶと◎。
お風呂上がりなど皮膚がやわらかく血行がよくなっているタイミングを狙うのも効果的です。
クリトリスの場所がよくわからない
・「どこを触っていいかわからない」
・「そこ?…じゃないかも?」と迷いがち
そんな時の対処法は、勇気を出して鏡で見ながら触れてみましょう。「視覚+触覚」で理解が深まります。とはいえ鏡に抵抗がある場合は、触れながら「気持ちいい感覚」を探すゲームのようにとらえてみましょう。
人によって位置や感度に差があるため、“自分だけのクリトリスとの向き合い方”を見つけることが大切です。
「イキたい」というプレッシャーを感じてしまう
・「そろそろイケるはず…」と自分を急かしてしまう
・「イケなきゃダメなのかな…」と焦ってしまう
そんな時の対処法は、“イケる”を目標にしないことが、一番の近道。
人によって感じ方には波がありますし、毎回同じように反応するとは限りません。「気持ちよくなろう」ではなく、「気持ちよさを感じてみよう」という“体験型”のスタンスが◎
快感の“途中”にも、深い癒しや満足感があります。それに、あなたの心と体は、他の誰とも比べる必要はありません。
パートナーとのセックスで感じない
・セックス中に全然気持ちよくない
・パートナーに言えず我慢している
そんな時の対処法は、まずは自分で「気持ちいい場所・触れ方」を知ることから。
その上で、恥ずかしがらずに伝え合うことで、お互いの理解が深まります。
「これが好き」「こうされると落ち着く」など、肯定形の伝え方にするとパートナーも受け取りやすいです。
初心者にもおすすめ|クリイキを助けるセルフプレジャーグッズ
1. 吸引系バイブ(Womanizerシリーズなど)
クリトリスを直接吸引。摩擦ゼロでやさしい刺激で、「感度が低い」と感じている人に◎。
2. irohaシリーズ(TENGA)
肌にやさしいシリコン素材と静音設計。デザインがかわいくて、初心者でも使いやすい。
3. LELO SONA
超音波で非接触刺激。新感覚のクリイキ体験ができる。
「性」は誰かのためじゃなく、自分のためにあるもの。今日から、もっと自分の心と体に正直になってみませんか?